1952-12-12 第15回国会 参議院 予算委員会第四小委員会 第2号
それから全体の警察費の財政需要額につきましては、絶対額を比べますると、昨年に比べまして約十億くらい減つておつたかと思いまするが、これは自治体警察の廃止等に基きまして需要額の減つて参るものを差引きますと、実質的には十億ばかり却つて増になつておる。つまり警察に関する財政需要額全体といたしましては、昨年に比べて実質的には減つておらないはずだと考えております。
それから全体の警察費の財政需要額につきましては、絶対額を比べますると、昨年に比べまして約十億くらい減つておつたかと思いまするが、これは自治体警察の廃止等に基きまして需要額の減つて参るものを差引きますと、実質的には十億ばかり却つて増になつておる。つまり警察に関する財政需要額全体といたしましては、昨年に比べて実質的には減つておらないはずだと考えております。
或いは税率を下げても取り方をうまくやれば、却つて増收になる。そういうことも期待できるのではないかということが、國民所得なり、課税上の把握所得なりの関係から出て参るわけであります。そこで最近各税につきまして、主に所得税、法人税等でありますが、非常に税務署によつて取り工合が違う。或いは季節的に相当寛嚴の差があると申しますか、そういうことでなかなか納得できない。
即ち國と地方國體との税源の配分が適正を缺いておる、伸縮性、伸張性を持つ強力な税種は殆んど國税でありまして、地方税は甚しく伸張性を缺きまして、その結果インフレーシヨンの時代にあつては税收入が經費の増嵩に追隨し得ないこと、又地方團體の大多數は戰災によつて多大の財源を失つておるにも拘わらず、これの復舊費などのために財政需要は却つて増大しておること、更に又終戰以來の物價騰貴によつて、地方團體の經費が増嵩の一途